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「寝たきり」になる原因はなに?
日本における寝たきりの原因を見ると、もっとも多いのが脳血管疾患で37.9%、次いで、高齢による老衰15.2%、転倒・骨折12.4%、認知症10.1%などとなっています(生活習慣病オンライン)。こうした寝たきりの原因を回避することができれば、平均寿命と健康寿命の差を縮めることができるでしょう。
とくに最も多い脳血管疾患は動脈硬化や、糖尿病、高血圧などが原因になります。生活習慣の改善によって発症のリスクを抑えることができます。
健康寿命を伸ばすには
健康寿命を伸ばすには、バランスの良い食事と運動、そして、積極的に外出する習慣が大切です。
食事の理想は、1日の食事中に10品目(肉・魚・卵・乳製品・油・大豆・緑黄色野菜・イモ根菜・海藻・果物)を摂ること。また、意識的に肉や魚を食べることで、丈夫な筋肉や骨の形成へと促すことができます。
運動で足腰を鍛えれば骨折リスクが軽減します。骨折による長期間の入院生活は認知症につながる恐れもあります。また、歩く速度が速い人、歩幅が広い人ほど認知機能の衰えが小さいといいます。ウォーキングなどの運動を取り入れましょう。
外出の頻度が低くなると、認知機能が低下し、認知症リスクが3~4倍になるといわれています。積極的に外出し、仲間と話したり、笑ったりすることが健康長寿につながります。
私たちは長寿国家に暮らしています。そのこと自体は喜ばしいことですが、寝たきりや、介護を必要とする状態で長期間過ごすことになる可能性があることを知っておきましょう。
運動機能や認知機能は高齢になるほど個人差が顕著に現れるといいます。幸福なシニアライフを送るために、健康を人まかせにせず、自分自身でできることに早めに取り組んでおくのが賢明といえそうです。
<参考>
日本人の「健康寿命」、男女とも世界でトップ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150828-OYT1T50114.html
日本人の健康寿命は70歳台前半!(とりやべ新聞)
http://www.toriyabe-h.co.jp/toriyabe-news/no054/index.html
日本人の寝たきり原因 NO.1(37.9%)は、何の病気?(生活習慣病オンライン)
http://sageru.jp/lsd/statistics_02.html
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