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未来にも響く「骨粗鬆症」の実態
女性アスリートに多い骨粗鬆症は、普通、閉経期後の高齢者に多く見られます。これはエストロゲンの骨吸収抑制作用が阻害されることで、骨の吸収が進み、骨量の減少が起こるためです。
骨量が減少したところで、強い力がかかるとき、骨折が起こりやすくなるのです。
では、どうして骨粗鬆症が女性アスリートなどに起こりやすいのでしょう。それは、「利用可能エネルギー不足」が関係します。
利用可能エネルギー不足とは
日ごろから過酷に鍛えあげて戦いに挑むアスリートは、食事の総エネルギー量より運動消費量が多くなりがちです。すると、エネルギーが不足します。
フィギュアなど美意識を競うスポーツは、選手本人にもやせようとする意識が働くため、エネルギー不足を招きやすいようです。
これらによって、女性アスリートは、女性ホルモンの分泌、骨代謝の仕組みが崩れやすくなり、骨粗鬆症が引き起こされる原因となるでしょう。
でも、原因はまだあります。それは女性特有の事象、つまり「月経」に関することです。
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