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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
自分でもダメだとわかってるけど変えられない、やめられない、抜けられない・・・。
恋でも仕事でも、そんな“つらい”経験のない人は、もしかしたらいないのかもしれません。どうしてハマってしまうのか、どうしたら抜け出せるのか、そんな知恵を心理学から取り入れてみませんか?
精神疾患の人は何かに「とらわれている」「ハマっている」
うつ病や不安障害など、昨今よく知られるようになった精神疾患。
そのメカニズムについては、たとえば、うつ病のときには神経伝達物質のセロトニンが不足しているとか、不安障害の人は大脳辺縁系にある偏桃体が過敏になっているとか、脳科学が発達して、さまざまなことが解明されてきました。
その結果、「ココロとは脳だ」という説が今、注目されています。
それでも病者の体験に注目すると、うつ病の人は概してまじめで、「最近の自分はたるんでいる」とか「みんなに迷惑をかけて申し訳ない」などと、周囲の人がそんなに気にしていなくても、自分だけのドロ沼にハマって苦しんでいることはよくあるのです。
そして病気でなく、仕事や恋においても、危機状態に陥ったときには、同じように「とらわれ」たり、「ハマって」苦しむことがあるのではないでしょうか。
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