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悪いケア法
小鼻の毛穴にとって「良いこと」と思っておこなっているケアが、もしかしたら逆効果!なんていうこともあるかもしれません。
皆さんも良かれと思って、次のような「悪いケア法」をしていませんか?
・1日に洗浄剤を使って何度も洗顔している
・洗顔時、毛穴の汚れを取るために強くこするように洗う
・洗顔後、化粧水などを塗るとべたつく感じがするので、何もつけていない
肌内部の水分が逃げないように、また外部のいろいろな刺激から守るために、肌の表面では皮脂膜がバリア機能の役割を担っています。1日に何度も洗浄剤を使用して洗顔すると、必要以上にこの皮脂を取り除いてしまうことになります。
そしてまた肌の水分を補わないでいると、肌は足りなくなった皮脂をさらに分泌して、乾燥から守ろうとします。その結果、かえってバランスを崩し、皮脂が過剰になってしまうという悪循環が起こるのです。
また、肌表面をゴシゴシこすってお手入れすると、肌を傷つけてしまい、結果、肌を守る機能が低下するため、おすすめしません。
肌にとって過剰な刺激となり、皮脂膜まで取り去られてしまうことから、次のようなケア方法も肌を傷つける原因となります。
・市販の毛穴パックを週1回は使用している
・小鼻の毛穴に何かつまっている時は、指や爪で押し出している
では、小鼻の毛穴に対しての良いケア法にはどんなポイントがあるのでしょうか?
良いケア法
小鼻の毛穴に対する基本のケアは、まず、正しいスキンケアにあります。
次のことに気をつけてみましょう。
洗顔
洗顔料を使用して、朝夕2回、ぬるま湯で洗顔しましょう。お湯の温度が熱すぎると余分な皮脂まで洗い流してしまいます。
角栓は、皮脂とタンパク質が成分の角質でできていますので、酵素系洗顔料を使用するのもひとつです。
泡でやさしく包み込むように洗い、すすぎ残しのないようにします。
保湿
油分が少なめのさっぱりしたタイプの化粧水で、水分を入れることで、乾燥や過剰な皮脂分泌を防ぎます。
毎日のお手入れ
詰まった角栓を無理に押し出すと、皮脂膜まで取られてしまうばかりか、毛穴が開きやすくなり、汚れなども詰まりやすくなります。また、紫外線の影響も受けやすいので注意が必要です。
もしパックをする場合は、用法をよく守って、使用後は保湿につとめましょう。
日常生活のリズムを整える
肌が新陳代謝を行う中で、古い角質は垢となってはがれ落ち、新しい肌へと生まれ変わっています。このサイクルをターンオーバーと呼びます。
年齢や紫外線の影響、ホルモンバランス、不摂生など、いろいろな条件によって変わりますが、通常28日ほどの周期です。このターンオーバーを正常に保つことが、毛穴が詰まりにくい肌を保つ基本となります。
お肌をつくる成長ホルモンは、入眠中によく分泌されますから、睡眠をきちんとることはとても重要です。
もちろん栄養バランスにも気を配りましょう。また、意外にストレスもターンオーバーに影響するといわれています。ストレスをためずに、適度に発散することも重要ですね。
<執筆者プロフィール>
青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー
株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験があるベテラン助産師。
現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。プライベートでは一児の母。
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