(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
ストレスから3か月・終結から6か月
ストレス因の始まりから3か月以内に症状が発現し、ストレス因やそれによって引き起こされた結果が解消されると、適応障害は6か月以内で回復すると考えられています。
ただし、環境要因が改善しなくて症状が長引いてしまうこともあり、その場合には「遷延性抑うつ反応」といった言い方もされます。また、有効な解決策がないまま「うつ病」に移行する場合もあります。その場合は、回復までに数年以上の時間がかかる場合もあります。
環境の変化によって苦痛が生じ、容易に改善しないと感じたら、精神科や心療内科といった専門家に相談することが、回復への早道と言えるでしょう。
<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
スポンサーリンク