(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:永吉 峰子(管理栄養士)
「森のバター」とも言われるアボカド。好きな女性は多いのではないでしょうか。
アボカドは美味しいだけではなく、体に嬉しい栄養素が沢山含まれています。今回はアボカドに含まれる栄養素の秘密や、食べて美味しいレシピを管理栄養士がご紹介いたします。
豊富に含まれる5つの嬉しい成分と働き
1.肌荒れ防止やさび防止に!「ビタミンE」
ビタミンEには血流をよくする働きがあり、肌荒れ防止の効果が期待できます。また抗酸化作用がある為、体をさびにくくする働きもあります。
2.お肌の状態を整える!「ビタミンB6」
ビタミンB6とはあまり聞きなれない栄養素かもしれません。ですが、私たちの体を作るたんぱく質の代謝に欠かせない栄養素の1つです。
たんぱく質からエネルギーを作ったり、筋肉や血液を作ったりする時に必要です。お肌もたんぱく質が原料ですから、しっかりとビタミンB6を摂ることで、お肌の健康維持が期待できます。
3.特に妊活中の方、妊婦さんに重要!「葉酸」
葉酸は、細胞が作られる時にDNAを合成するのに必要な栄養素です。ですから、細胞分裂が活発な血液や胎児、卵子へ特に必要とされます。
そのため葉酸は、妊娠を考えている妊活中の方にはしっかりと摂っていただきたい栄養素の1つなのです。また妊娠中は胎児の奇形防止の為に葉酸の必要量は2倍になります。
4.便秘や肥満の予防に!「食物繊維」
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、アボカドには主に水溶性食物繊維が含まれています。水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり、悪玉菌を減らして腸内環境を整えるので、便秘の予防や解消が期待できます。
また、水溶性食物繊維は腸の中で水を吸収してドロドロの状態になる性質がある為、血糖値の上昇を穏やかにする働きがあります。血糖値の上昇が穏やかになると、糖から脂肪を作る働きのあるインスリンの分泌が少なくてすみます。その為、肥満の予防も期待できるのです。
5.悪玉コレステロールを低下させる「オレイン酸」
アボカドには脂質も多く含まれていますが、その脂質の中にはコレステロールを低下させる働きがあるオレイン酸という成分が含まれています。
オレイン酸は、善玉コレステロールはそのままに、悪玉コレステロールのみ低下させる働きがある為、血液をサラサラにすることが期待できます。
スポンサーリンク