(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
胆石が影響する場合
脂っこいものを食べた後、腹痛や下痢を起こす場合には、胆石が影響している可能性もあります。
症状としては、みぞおちや上腹部に痛みを感じることが多く、時には背中や胸まで痛みが広がってしまうこともあります。「じんわりと痛い」というより、突然の激しい腹痛で、ダラダラとした脂汗やうずくまるほどの痛みが出ます。
胆石は脂っこい食事の影響で胆汁の成分が結晶化してできる石です。胆汁は肝臓で作られ、濃縮して胆嚢(たんのう)に貯蔵されます。食事をすると胆嚢は収縮し、胆汁を十二指腸に送り出します。胆石は、この通り道を防いでしまうため、激しい痛みに繋がります。
膵炎の可能性の場合
膵臓で作られる膵液も食事をした際の消化吸収に関係しています。膵炎(すいえん)には急性膵炎や慢性膵炎がありますが、急性膵炎の場合、食後突然に激しい上腹部の激痛などが症状にあります。
慢性膵炎の場合には食後数時間して上腹部・腰背部に痛みが出たり、吐き気・嘔吐、全身倦怠感や腹部膨満感などの症状が出ることがあります。暴飲暴食やアルコール、高脂肪な食事が原因といわれています。
スポンサーリンク