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股関節の異常の可能性もあり
また、歩く動作において重要な役割を果たすのが「股関節」です。
成長発達の段階で股関節に異常が出てしまうと、通常よりも転ぶ回数が多くなります。段差もないところで転んでしまう、一日のうち何回も転んでしまうなど、同じ月齢、年齢の子に比べて明らかに転ぶ回数が多い場合には、歩く癖を見るとともに、股関節など歩く上で重要な器官になんらかの障害が起きている可能性を疑います。
この場合は、早期の発見、治療によってその後の成長発達を促せることもありますので、検診時に医師へ相談するとともに、早めの専門医の受診をお勧めします。
いかがでしたか?
親として、子どもが転ぶということはケガにつながるため、つい「どうすれば転ばないか」と考えてしまいがちです。
しかし、親が転倒を恐れて子どもの行動を制限してしまうと、本来育つべき脚力や持久力が育ちにくくなっていまいます。
「どうすれば転ばないか」ではなく、「どうすれば大きなケガをしないで済むか」という考えから、安全面を配慮していただければと思います。
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
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