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執筆:近藤 俊明(東京未来大学教授、副学長)
私たちは、人と関わることが好きな人から苦手な人まで様々です。
誰もが皆、社交上手・社交好きである必要はなく、一人で居ることが好きであっても、それは個人の好みです。一人で居ることを楽しむことが出来るのは、人間的成熟の一つの特性であるとも言われます。
しかし、お母さんが人との関わりが苦手で、子どもの授業参観に出るのがつらいとか、誰かと話したいけれど人が怖い、などとなると事情は少し違ってきます。
不安症における2つのパターン
ほとんどの社交場面を避けたり、大変苦痛を感じながらでないと人と一緒に何も出来ないとなると、社交不安症と呼ばれる状態である可能性があります。
自分の表情や話し方などが、相手を嫌がらせているのでは、などと心配するようになると対人恐怖症と呼ばれることもあります。
そして、これらの不安症においても、基本的に他者が居る場面自体が不安である場合と、特に他者と話したりやり取りすることが怖い場合とに分けられます。
今回は他者とやり取りする以前に、人のいる場面自体が怖い・不安である場合の対応についてお話しします。
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