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「嫌われる勇気」で思い切って自分のやるべき範囲を定める
ここまで準備ができたら、あとはその実行とコミュニケーションです。
日頃から「これは自分には(時間的、体力的に)難しいですが、ここまでは全力でがんばります」を周囲に伝えておきましょう。
もちろん「お互い様」ですから周囲の意見も聞き入れて方針を見直す必要もありますが、このコミュニケーションを通じて「自分がやるべき範囲」が自分と周囲で共有されます。
「やるべきことはやっている」、そして「それは周知されている」のですから、時にあなたが職場にいないことがあっても、嫌われる心配はある程度は軽くなることでしょう。
厳しい経営環境やブラック企業では難しいかもしれません。周囲の感覚やモラルで結果も変わります。
ですが、嫌われる勇気で改善する事例もあります。
状況次第では試みる価値はあるかもしれません。
<執筆者プロフィール>
杉山 崇(すぎやま・たかし)
神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授。教育支援センター副所長、心理相談センター所長(15年4月から)臨床心理士、公益社団法人日本心理学会代議員、キャリアコンサルティング技能士。
公式サイトはこちら⇒ http://www.sugys-lab.com/
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