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執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士)
食欲の秋。スポーツの秋。
日本では様々な「秋」がありますが、「秋は風邪をひきやすい」ともよく言われます。
しかしなぜ、四季の中でも特に秋は風邪をひきやすい、といわれているのでしょうか?
今回は秋に風邪をひきやすい原因と、その対応方法について、ご紹介していきましょう。
夏の疲れがこの秋に
夏の暑い時期は、体が「これ以上体温があがらないように」と汗を出したり、血液の循環を増やすなどして、体内の温度を調節するために、身体の様々な機能が頑張っています。
しかし、秋になって涼しくなってくると、体温を調節する必要性が低下するため、それまで頑張って調節していた分、身体の様々な機能に疲労が出てきてしまいます。
その結果、なんとなく体がだるいなどといった、体力の低下が起こります。
夏に頑張りすぎた体が疲れてしまい、体力が落ちてしまった結果、風邪を引き起こす菌やウイルスに感染しやすくなってしまい、風邪をひきやすくなります。
また秋は「行楽の秋」ともいい、お出かけしやすくなる時期でもありますね。
しかしここでさらに無理をしてしまうと、夏にたまった疲れをさらに助長させ、より風邪をひきやすい環境を作り出してしまいます。
夏にたまった疲れを癒すためにも、また新たな疲れをためないようにするためにも、自宅でゆっくり休養する時間を作ることが、風邪予防対策として有効です。
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