(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
「子どものころ太っていると、大人になっても太っていて、やせにくい」という話をきいたことがありませんか?
はたしてこれは、本当なのでしょうか?
太りにくい身体作りの方法とあわせて、解説していこうと思います。
子どものころの肥満よりも…
子どもの頃に太っていることに関して、次のような話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
・子どもの頃に太っていた人は、脂肪細胞の数が決まっているので、太りやすく痩せにくい
・脂肪細胞の数は、20歳位までに決まってしまう
・子ども頃に太っていなかったら、大人になって太ってもすぐ痩せられる
これらの説は、間違いだということがはっきりしてきています。
これまでの研究で、脂肪細胞は、年齢にかかわらず分裂と増殖を繰り返すということがわかってきました。つまり、小さい頃に肥満だったかどうかには関係がりません。
「食べ過ぎ」を繰り返していることで、細胞がその余分な脂肪を吸い取って大きく膨らんでいきます。さらに脂肪細胞が膨張して限界に達すると、細胞分裂して数が増え、分裂した脂肪細胞が同じように膨張して増えていくという循環になり、肥満になっていきます。
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