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肥満に関係する脂肪細胞
ここまでお話したように、肥満には脂肪細胞の分裂と増殖が関係しています。脂肪細胞には、次の2種類があります。
1.白色脂肪細胞
通常、脂肪細胞と言っているのは、この「白色脂肪細胞(はくしょくしぼうさいぼう)」を指します。下腹部、お尻、太もも、背中、二の腕、内臓の周りに多くあります。
一度増えてしまった白色脂肪細胞は、減らすことが難しいのですが、上手にダイエットすることで、大きくなった細胞を小さくすることは可能です。
ただ、数自体は減っていかないので、細胞が大きくなるとまた太ってしまい、リバウンドにつながります。
2.褐色脂肪細胞
「褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)」は、白色脂肪細胞を燃焼させる脂肪細胞です。首周り、わきの下、心臓、腎臓、そして肩甲骨の周りにあります。
この褐色脂肪細胞が活発だと、太りにくいということになります。この細胞は、減ることはあっても増えることはありませんが、働きを活発にすることはできます。
つまり褐色脂肪細胞の付いている部分を活性化させるのです。
太る人、太らない人
いくら食べも太らずに体型を維持できている人がいます。逆に、同じものを食べているのに太ってしまう人がいます。
なぜこのような違いがでるのでしょうか。また、太りにくい体質を作るにはどうしたらいいのでしょうか。
太りにくい体質の人は、食べても血糖値があまり上昇しない・食べたものがすぐ腸に送られていくほど、胃の働きが活発である・排便されるのが早いなどの特徴があります。
体質ですから、変えるのには時間がかかり、容易ではありません。しかし、生活習慣を見直すことで太りにくくなることは可能です。
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