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古傷が痛む原因
このような古傷が寒さによって痛むことには、いくつかの理由が考えられています。
まずは血行不良。
傷痕が残ったり、記憶に強く残る大きなケガや手術の痕は、病院での治療上完治していても、周りの筋肉や神経に少なからずダメージが残っている場合があります。このような古傷の周辺にある筋肉には傷が残り、血液の流れが悪くなったり、スムーズに筋肉が収縮しづらくなっています。
また、天候が関連する理由として、寒くなったり、天気が悪くなったりすると、人間の身体にある交感神経の働きは活発になります。
その時に分泌される「ノルアドレナリン」というホルモンによって血管の収縮が起こりますが、血行不良となっている古傷の周りでは、神経が刺激されるので、痛みを感じると考えられています。
痛みが強い時は受診を
また、過去にケガをした部分は、身体のほかの場所よりもダメージに弱くなっていることがあります。
とくに、よく動かす関節周辺の靭帯や腱などを痛めたことがある場合、無理な負荷がかかるとケガの再発が起こる可能性もあります。
運動をするときにウォーミングアップは大切ですが、寒い時期は、気温差の身体への影響がより出やすいため、さらに注意が必要です。古傷の痛みが強いときは、病院を受診することも頭に入れておきましょう。
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