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心配し過ぎも良くない?
一方で寒くなると古傷が痛むのは、気持ちの問題だと考えられることもあります。
「古傷が痛む」ということが世間で広く知られているため、寒さや天候の変化に気がつくと必要以上に痛みを意識してしまう場合は、精神的な不安から痛みが増している可能性もあるでしょう。
寒さによる古傷の痛み、対策とは
このように状況にもよりますが、古傷の痛みを和らげるために有効な方法は温めることです。
寒さで古傷が痛む場合には、お風呂にゆっくり浸かったり、カイロなどを活用することで身体をあたため、血行をよくするよう心がけましょう。夏場でも冷房によって身体が冷えることがあるため、温度調整ができる衣類を持っておくなどして、身体や古傷の周辺を冷やさないようにすることが大切です。
またマッサージなどで古傷の周りの筋肉をほぐしたり、適度な運動を取り入れ身体の血のめぐりを良くすることも効果的です。
「寒くなると古傷が痛む」という人は、自分にあった対策をみつけ、血行不良になりがちな身体も不安な気持ちもほぐすようにしましょう。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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