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成人の寝過ぎがよくないことを実証
ウォーリック大学の発表は、同大学のフランコ・カプッチオ教授が100万人以上の人々の睡眠習慣を調査したデータに基づくもの。この調査では、調査対象を、1日の睡眠時間別に3グループに分けて実施しています。
睡眠時間が6時間未満の人々
睡眠時間が6〜8時間の人々
睡眠時間が8時間以上の人々
この結果、「6時間未満」と「8時間以上」のグループは、「6〜8時間」のグループよりも死亡リスクが高くなったことが判明したといいます。
6〜8時間のグループに比べ、6時間未満のグループは12%、8時間以上のグループは30%も死亡率が高くなったそうです。寝不足はもちろん、寝過ぎも健康にとって好ましくないことが実証されたことになります。
子どもは1日12時間くらい眠るべき
一方、日本では昔から「寝る子は育つ」と言われてきました。
子どもの場合、身体に悪いのは、寝過ぎよりもむしろ寝不足です。寝不足は自律神経の不調を引き起こします。「睡眠時間が短い子どもは脳の海馬が小さい」とする報告もあり、寝不足の子どもが増えることで将来アルツハイマー病が増えるのではないかという懸念もあるようです。
3歳までは昼寝を含めて1日12〜14時間、未就学児は11〜13時間は眠ったほうがいいと言われています。昼寝は2〜3時間はしてもかまいません。
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