11月19日は備蓄の日。管理栄養士が勧める「食料の備蓄」

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11月19日は備蓄の日。管理栄養士が勧める「食料の備蓄」

公開日時

備蓄食品の栄養面で注意したいことは?

 

たんぱく質・ビタミン・ミネラルの不足に注意

非常時でまず大切なのは、生きるための水分とエネルギーです。
 
そのため災害発生後すぐは水・ごはん・パンなどでエネルギーをチャージすることが重要です。
 
しかし大地震発生時は長期に渡ってライフラインが寸断される可能性が高い為、エネルギーだけでなく栄養バランスにも配慮することが大切です。
 
特に災害時は生の野菜や肉・魚・卵・乳製品などが手に入りにくいことが多く、ビタミン・ミネラル・たんぱく質が不足しがちになります。

 
これらの栄養素が不足すると免疫力が低下してしまい、ちょっとしたことで風邪をひいてしまうこともあります。特に高齢者やお子様のいるご家庭では注意が必要です。

 
 

不足しがちな栄養素が摂れるおすすめ備蓄食品は?

 

1.ビタミンやミネラルを補給できる野菜スープ
 
レトルトのトマトスープやオニオンスープ、ジャガイモスープなどはビタミンやミネラルを手軽に摂取することができ、野菜の代用になります。
 
野菜の代用は野菜ジュースでも大丈夫ですが、野菜スープは食事の1品になり温かいのでより満足感を得ることができます。野菜ジュースとスープの両方を備えておくとよいでしょう。
 
またフリーズドライタイプの味噌汁で具だくさんのものもおすすめです。
 
 
2.たんぱく質をしっかりと摂取!ハンバーグ
 
非常用に限らず、缶詰というとどうしてもサバ缶やイワシの甘露煮など魚メニューに偏ってしまいがち。魚ももちろん重要なたんぱく源ですが、缶詰は味付けが濃いものが多く、量を食べられないという問題があります。
 
そこでハンバーグなどの肉製品もストックしておくことをおすすめします。
 
デミグラスソースやトマトソースの味付けは、魚の煮つけよりも塩分が少なくてすみ、お子様にも食べやすいメニューです。中華風の肉団子などもおすすめです。
 
 
3.体調を崩した特に活躍!ビタミン飲料
 
備蓄しておく飲料水は、例えば「ビタミンC・○○mℊ入」などと記載のあるビタミン飲料をおすすめします。
 
これは、体調を崩した時の為です。
 
非常時は食事のバランスが崩れやすく、ストレスもかかります。その為、ちょっとしたことで風邪をひきやすくなっています。風邪の際はいつもよりビタミン類の消費が激しいので、飲料で摂取できると安心です。
 
 
いざという時の為の備蓄食品。日持ちだけでなく栄養面も考えることがポイントです。この備蓄の日を機会に、食料の点検や備えをしてみてはいかがでしょうか?
 
 
<筆者プロフィール>
永吉峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動中
 

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