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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
12月1日は、世界エイズデーです。
ほんとんどの人が知っているくらい有名な疾患になったエイズ。
それでも世界的にも、また日本でも患者数は増加しています。
今回はこのエイズデーを機会に、もう1度しっかりと見直してみましょう。
エイズとは
エイズ(AIDS)とは、正式には「後天性免疫不全症候群」といいます。
「HIV」というヒト免疫不全ウィルスの感染によって起こる疾患です。
HIVに感染したまま治療をせずに過ごすことで、免疫力が弱くなっていきます。そして、数年~10年ほどして、通常ならさほど影響がない菌やウイルスにも感染してしまい、さまざまな病気を引き起こすようになります。
その病気が「エイズ指標疾患」に当てはまったときに、「エイズを発症した」と診断されるのです。
1990年代まで、エイズは死に直結する病気だといわれていました。
ところがその後、治療法が進歩してきています。現在の医療でエイズウィルスを完全に排除することはできませんが、HIVに感染してもエイズ発症を抑えることができるようになってきています。
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