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HIVとは
HIVの起源は、サル免疫不全ウイルスだといわれており、チンパンジーのウイルスが突然変異して人に感染したとみられています。
チンパンジーと人間が何らかの接触をしたことによって感染したと考えられています。人間はHIVに感染するとエイズを発症しますが、チンパンジーの場合は体内HIVは増えるものの、エイズは発症しないことがわかっています。
HIVには1型と2型があり、それぞれ別のルートで人に感染するようになったといわれています。
・1型:チンパンジー由来のものです。日本の2万人ほどのHIV感染者・エイズ患者のほとんどが1型です。
・2型:「スーティーマンガベイ」という猿によるものです。西アフリカの一部を中心に広がっているもので、進行が遅く、感染力も弱いのが特徴です。
日本では患者数が増加している
おもな先進国では、エイズの新規患者数が横ばいか減少傾向にあります。
一方で、依然以前として増加の一途を辿っているのが日本です。
その理由は、HIV検査体制が不充分で検査を受けないままエイズを発症する例が増加しているからです。
さらに啓蒙の難しさも伴って、対応策が立てられていないというのが現状です。
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