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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
暑い季節ではなく、辛いものを食べているわけでもないのに、なぜか食事中に汗をかいてしまうことはありませんか?
周りに心配されると、恥ずかしくなって余計に汗をかいてしまうこともあるかもしれません。そして、この「食事中の汗」は、身体の不調のサインかもしれないのです。
ここでは「食事中の汗」について、考えられる原因をご紹介していきましょう。
糖尿病の初期症状の場合
インスリンの作用が不十分なためにブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなる糖尿病。
自覚症状が現れにくいといわれていて、気がついた時にはさまざまな合併症を引き起こしていることも少なくありません。暑いわけでもないのに顔や胸、頭に異常に汗をかいたり、辛い物を食べていないのに食事中に汗をかいたりするのは、糖尿病の初期症状のひとつです。
これは、糖尿病神経障害と呼ばれるもので自律神経の障害です。自律神経が乱れると食事中に顔や頭、首に汗をかくようなります。
ほかにも糖尿病には次のような初期症状がみられます。
・何もしていないのに体重が減る
・頻繁に多量の尿が出る
・やたらと喉が渇く
・手足がしびれる
・甘いものが急にほしくなる
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