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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
「ブルーな気持ち」「真っ赤な嘘」など、私たちは、気持ちや状況を色でよく表現します。
また最近では、自分に合う色を見つけるパーソナルカラー診断に人気が集まるなど、色に興味を持っているひとは多いようです。
色は私たちの身体や心にどのように関わっているのでしょうか?
ご一緒に詳しく見ていきましょう。
色をどのように認識している?
私たちはどうやって色を認識しているのでしょうか?色とはなにかを語る上で、「光」と「視覚(眼と脳の働き)」の理解が欠かせません。
私たちの身の回りにあるさまざまなモノは、光を受けるとこれを吸収・反射し、反射光が眼に入ることで色を認識しています。そして、眼球の奥にある網膜(もうまく)に達し、そこにある視細胞(視細胞)が光を感じとります。
視細胞には、錐体(すいたい)と杆体(かんたい)との2種類がありますが、色をとらえているのは錐体細胞の方で、光の3原色と呼ばれる、赤・緑・青を感じ取る3つの錐体細胞があります。
こうして視細胞でとらえられた光は、脳に送る信号に変換され脳に送られます。そこで初めて色を認識することができます。
つまり、「光源」「視覚」「物体」の3つの要素が揃って、はじめて色を見ることができるのです。
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