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色がもつイメージと感情
色に関する情報を受けとった脳は、単なる色としてだけではなく、さまざまな情報と結びつけて色を認識していると考えられています。
今までに経験して蓄積されている情報から、その色がもつイメージを連想したりします。有名な例のひとつが色の寒暖感です。おもに青系は寒色、赤系は暖色、緑や紫は中性色と呼ばれます。
このような色がもつイメージは、色彩心理の効果として、マーケティングなどでよく用いられます。
たとえば、赤色や橙色は暖かいイメージからホットドリンクに、青色は冷たくスッキリしたイメージから水やスポーツドリンクに用いられることが多いです。リアルに温度を感じるのは五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)のうちの触覚ですが、色で表現することで、触れなくても視覚で温度を感じさせることができるのです。
ほかにも、暖色は食べ物を美味しく見せて食欲させるとして、飲食店のイメージカラーとしても好まれています。
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