(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:桜 イクミ(管理栄養士)
医療監修:株式会社とらうべ
健康効果や美容効果が高いということで、話題になっている水素水。水素水を商品化したものもよく見かけますね。
いったいどのような効果があるのでしょうか。ご一緒に詳しく見ていきましょう。
そもそも水素水とは?どんな効果がある?
水素水は、水素分子のガスを溶かした水のことです。水素分子は、通常の水の成分には含まれていません。
水素水は、味、色、臭いがなく、見た感じは普通の水と変わりありません。
水素水には、大きく2つの作り方があります。ひとつは、水素ガスを高圧、バブル化して水に溶かしたもの、そしてもうひとつは、水を電気分解させて水素分子を発生させたものがあります。
水素水には、身体の老化や不調につながる悪玉の活性酸素である「ヒドロキシラジカル」を除去する働きがあります。そのため、健康意識の高い方や、美容への関心が高い方に愛用されています。
では、ヒドロキシラジカルとはどんなものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
ヒドロキシラジカルとは?
ヒドロキシラジカルは、酸化する力が強く、細胞やDNA、身体のエネルギーの生産工場であるミトコンドリアを傷つけることによって身体をさびつかせます。身体はさびつくと、身体の老化や不調の原因となります。
ヒドロキシラジカルが発生するしくみ
ヒトの身体は60兆個の細胞からできています。それぞれの細胞の中には、ミトコンドリアというエネルギーの生産工場があります。このミトコンドリアは、食べ物から得た糖と呼吸による酸素を材料に身体のエネルギーを産生します。
ところが、このとき同時に活性酸素という物質も副産物として生成されます。そして活性酸素の中のひとつがヒドロキシラジカルなのです。
とくにヒドロキシラジカルは、悪玉の活性酸素のため、身体をさびつかせ、老化や不調の原因となり、身体に悪い影響を与えます。
ヒドロキシラジカルを含む活性酸素は、日常生活の中で発生します。とくに、エネルギーの生産を活発化させる運動をすると、活性酸素はたくさん生成されます。
ヒドロキシラジカルは、このようなしくみで発生し、ヒトの老化や身体の不調が起こるのです。
スポンサーリンク