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心身の状態でおならの状態も変化する
おならの量、回数、においなどには個人差があり、さらに体調によっても変化しています。生きている限り、おならはこの瞬間もつくられていて、いずれは出るものです。
食事する時や水を飲むときに、わたしたちは必ず空気も飲み込んでいます。とくに、早く食べる習慣の方は空気も多く飲んでしまいがちです。また、「呑気症(どんきしょう:習慣的に空気を飲み込んでしまう)」が原因となったり、緊張・ストレスを感じた時に、たくさん空気を飲み込んでしまうこともあります。
何らかのストレスを抱えている時には副交感神経がうまくはたらかず、胃腸の動きも悪くなってしまいます。イライラしている時にはよく噛まずに食べてしまいがちで、胃腸の動きも鈍いうえに消化も進まず、その結果、ガスがさらに溜まっていきます。
おならのにおいを発生させる悪玉菌の「ウエルシュ菌」が腸内で優位になる要因は、加齢と肉食に偏った食事といわれています。
腸内細菌は、消化吸収の補助、感染防御、ビタミンの合成、免疫系としてのはたらきなど、重要な役割を担っています。
おならをためない!そのためには?
おならをためないためには、以下のことに気をつけましょう。おならの悩みだけでなく、健康にもつながるものですので、ぜひ参考にしてください。
早食いなど、空気を飲み込むような習慣を減らす
緊張、ストレスを解消する
便秘を改善する
緊張、ストレスを解消する
腸を刺激する軽い運動、ウォーキングが効果的です。就寝前のストレッチなどはストレス解消や快眠にもつながります。規則正しい生活リズムや十分な睡眠を確保して、自律神経のバランスを整えることもお忘れなく。
腸内環境を整える
善玉菌を増やすこと。先にあげた適度な運動やストレス解消のほか、善玉菌の栄養源となる食品を、毎日の食事にとりいれるようにしましょう。
食物繊維を含む食品(穀物・イモ類・豆類・海藻・キノコ類・根菜)や、乳酸菌を含む食品(ヨーグルト・チーズ・味噌・納豆など)があてはまります。ただし、食べ過ぎは禁物です。注意しましょう。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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