生あくびは警告サイン? 眠くないのに出る「あくび」に要注意!

Mocosuku(もこすく)
  • 生あくびは警告サイン? 眠くないのに出る「あくび」に要注意!

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

生あくびは警告サイン? 眠くないのに出る「あくび」に要注意!

公開日時

 

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
 
 

眠い時や退屈したときに出る「あくび」。
 
疲れたり空気が悪くなったりすると出る生理現象ですが、病気の警告サインでもあります。
 
とくに、眠気がないのに出る「生あくび」には要注意です。
 
あくびはどうして出るのか、またカラダにとってどのような意味があるのでしょうか。ご一緒に見ていきましょう。
 

 

あくびはどうして出るのか

 
「あくび(欠伸)」は、疲れているときなど、カラダやココロが休息を求めて出る生理現象です。
 
脳の働きが鈍くなって酸欠状態のようになると、反射的に「あくび」がでます。
 
大きく空気を吸い込むことで、新しい酸素を脳に送り、低下している脳の働きを活性化してくれます。また、あくびで大きく口を開くと、あごの筋肉が刺激され、脳に刺激が与えられることも判ってきました。
 
このように、あくびは脳の働きが鈍くなったり、身体の休息が必要な時に起こる「防衛反応」なのです。

 
 

あくびのリラックス効果

 
新鮮な空気を深く吸い、酸素を補給した血液を脳に送り込み、脳を活発に活動させるあくび。じつは副交感神経を優位にする働きもあります。
 
別名「リラックス神経」とも呼ばれる副交感神経は、脈を安定させたり血圧を下げたりして、身体を休息モードに導きます。
 
またあくびと一緒に涙が出て、眼の疲れを取ったり目ヤニや老廃物を流してくれます。ひいては、ドライアイの予防にもつながるとも言われています。

 
 

危険の警告サイン?「生あくび」

 
勉強や仕事のさいに、周囲は集中しているのに独りあくびをして、ひんしゅくを買ってしまう場合があります。
 
眠気がないのに起こるあくびで、「生あくび」と呼ばれます。
 
緊張やストレス、睡眠障害などで身体や脳が相当に疲れている時に生じます。

 
また、脳梗塞、脳腫瘍、狭心症、更年期障害、低酸素血症といった病気の症状として生じる事があります。さらに片頭痛や乗り物酔いの前兆として「生あくび」が出ることもあります。
 
普通のあくびは、交感神経が優位な、夢中になっている時や何かに一生懸命取り組んでいる時には出ないものです。むしろ、副交感神経が優位な、疲れたり眠かったりするときに出ます。
 
これに対して、生あくびは緊張していたり具合が悪い時に出るあくびです。
 
いわば、病気などの危険が身体で起こっていることへの警告サインということができます。
 

<つづきを読む>

1 / 2 ページ

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【健康と病気】新着記事

時々できるあのしこり…「ガングリオン」ってなんだろう?

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 手首などにできる不思議なしこり「ガングリオン」。 名前は聞いたことがあっても、具体的に何なのか説明できる人は少ないのではないでし...

2018/09/18 18:30掲載

野山の散策には要注意! マダニを媒介して感染する「ライム病」

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ アメリカのコネチカット州ライムで初めて流行したので「ライム病」と名づけられたこの病気は、マダニが伝搬する感染症です。 カナダ人ロック歌手...

2018/09/14 18:30掲載

発症の確率は100人に1人… 統合失調症を詳しく知ろう

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 統合失調症はおよそ100人に1人弱がかかる、とても身近な病気です。 人口の約1%と言われる有病率からすると、日本には100万人程度の患者...

2018/09/09 18:30掲載

乳幼児に多い「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)」は早期治療を!

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ お出かけが増える季節。 お子さんを公園やプールに連れて行って、楽しく遊ぶ姿を微笑ましく眺める一方で、感染症が気になる親御さんも多...

2018/09/07 18:30掲載

見逃すと危険! 夏の突然死「夏血栓」とは?

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 今年の夏は猛暑と熱帯夜が続き、メディアには「危険な暑さ」という表現が頻繁に登場しました。 熱中症の危険性はよく知られるところですが、最近...

2018/09/04 18:30掲載

ダイエットの停滞期脱出、有効なのはズル休み? 「チートデイ」について

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ ダイエットにつきものの「停滞期」は、いわば身体のセーフティー機能です。 ダイエットが順調であ...

2018/08/31 18:30掲載