(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
乾燥で肌がカサカサしたり、かゆみが出たり…乾燥する季節は肌のトラブルも起きやすくなります。
「かゆみに耐え切れずに掻きむしってしまって後悔した」という経験のある方は多いのではないでしょうか?
今回は、かゆみを引き起こす原因や対策をご紹介いたします。
かゆみのメカニズム
まずは、どうして「かゆみ」が起こるのか、その仕組みからお話しましょう。
皮膚のかゆみを引き起こしているのは「マスト細胞」と「ヒスタミン」です。
マスト細胞は粘膜や皮膚に存在する細胞で、免疫反応やアレルギー反応に大きく関わっている細胞です。そして、このマスト細胞は、かゆみを引き起こす原因物質「ヒスタミン」を含んでいます。
皮膚にあるマスト細胞は、皮膚に何らかの刺激が加わると、ヒスタミンを放出します。
そして、それが神経を通して脳に伝わることで「かゆみ」として認識されるのです。
ではかゆみは、どのようなことが原因で引き起こされるのでしょうか。
スポンサーリンク