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執筆:井上 愛子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
健康な時には、あまり意識することのない尿。
しかし、身体にとって不要になったものを外に出したり、身体の水分量を調節するなど、とても大切な働きをしています。
そんな尿が出にくい、というトラブルがある時には、どのような原因が考えられるのでしょうか。
尿はどのように作られる?
普段、私たちの身体では、どれくらいの尿が作られているかご存知ですか?
個人差があり、1日に摂った水分の量や汗の量にも左右されますが、健康な成人の1日の尿量はおよそ1500〜2000ml程度です。
作っているのは腰のあたりに左右1つずつある腎臓で、流れてきた血液から身体にとって必要なものを回収し、その残りが尿となります。
尿は膀胱に貯められ、尿道を通って排泄される仕組みになっています。
膀胱の容量は300〜500ml程度ありますが、200〜300ml尿が溜まると、「トイレに行きたい」という尿意を感じるようになります。
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