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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
突然ですが、毎日湯船には浸かっていますか?
湯船に浸かる方が健康に良いとことは、ご存じの方も多いでしょう。
しかしそうは言っても、「自宅に浴槽がない」「ユニットバスだから、お湯に浸かる気になれない」「スポーツジムのシャワーで済ます」など、ご自宅の環境やライフスタイルによって難しいという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は『健康効果を高めるシャワー浴』をご紹介たいと思います。
湯船に浸かることによる健康効果
シャワーの効果を高める方法をお伝えする前に、まずは湯船に浸かる(全身浴・半身浴)ことで、どのような効果が得られるのかをご説明させてください。
これらを知ることで、後からご紹介するシャワーの効果を高める方法をよりよく知っていただけます。
全身浴・半身浴には、次のような効果が期待できます。
1.温熱作用による疲労回復効果
湯船に浸かると、身体が温まります。
すると、血管が拡張して血流が良くなり、血管にたまっている老廃物や疲労物質の排出が促されるため、疲労回復の効果が期待できます。
2.水圧作用によって血流を良くする効果
お湯に浸かると、身体中の血管やリンパ管が圧迫されるため、マッサージのような効果が発揮され、血流やリンパの流れが促進されます。
血流が悪いと、冷えやむくみの原因になるため、湯船に浸かることでこれらを予防することができます。
3.浮力作用によって筋肉の緊張をほぐす効果
水中では浮力が発生します。
これによって、重力で緊張していた筋肉がゆるみ、全身をリラックスさせます。
このように、全身浴や半身浴には、さまざまな健康効果が期待できます。
一方、シャワー浴のみの場合、温熱作用と水圧作用はありますが、やはり湯船に浸かる全身浴や半身浴と比べると、その効果は劣ります。
また、浮力作用は湯船に浸からないと得られない効果です。
ただ、シャワーには、水圧や温度を自分で調整できるというメリットがあります。
このメリットを利用することで、疲労回復や血流の改善といった効果を高めることができるのです。
早速、次からその方法をご紹介していきましょう。
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