(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
シャワー浴で健康効果を高める方法
疲労回復や血流の改善の効果を高めるためにおすすめしたいのが「シャワーを使ってマッサージをする方法」です。
この方法では、血流が滞っている場所に熱めのシャワーを集中して当てていきます。すると、マッサージ効果が得られ、血流を良くすることができます。
また先ほどお話ししたように、血流が良くなると血管中の疲労物質の排出が促されるため、疲労回復の効果も期待できます。
血流が滞りやすい場所を中心に、シャワーマッサージの方法をご紹介します。
肩・首
肩こりや首こりに悩まされている方も多いと思います。これらの原因のひとつに、肩や首の血流悪化が挙げられます。
血流を良くするためには、次のような方法でシャワーを浴びてみましょう。
・方法
熱めのお湯(42度以上)を左右の肩に交互に当てましょう。このとき、首を回しながら行うのがポイントです。
肩や首の血行が良くなり、肩こりの解消につながります。
足先
身体の末端にある足先は、血液が行き届きにくい場所。
血流が悪くなると、冷えの原因にもなります。
・方法
足の指先に熱めのシャワー(40~43度が目安)を1分間当てた後、今度は冷たい水に切り替えてシャワーを当てます。その後、再度熱めのシャワーを1分間当てます。
これを数回くりかえし行い、最後は熱めのシャワーで終了します。
今回ご紹介したシャワーを使ったマッサージ法は、熱めのお湯や冷たい水を使って行うため、血圧が高い人や心臓に持病を持っている方は、主治医と相談した上で行うようにしましょう。
また途中で具合が悪くなった場合も、無理せず中断するようにしましょう。
シャワーだけでなく、部分浴もとり入れて!
このように、血流が滞りやすい場所を中心に熱めのお湯を当てると、血流を良くしたり、疲労を回復する効果が期待できます。
ただし、熱めのお湯は交感神経(自律神経のひとつ)の働きを優位にし、身体を活動モードへ切り替えてしまいます。
そのため、睡眠前にシャワーマッサージをする場合には最後に足浴(足湯)や手浴などの部分浴をすることをおすすめします。
部分浴には副交感神経(リラックス時に働く自律神経)の働きを高めて、心身の緊張をほぐすリラックス効果があるからです。
入眠を促すためにも、シャワーだけでなく、部分浴を追加するとよいでしょう。
さらに、足浴をするときには足先だけでなく、ひざ下までお湯に浸かるようにすると、ふくらはぎの血液が温まります。
第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎには、下半身の血液を心臓へ送り出す働きがあります。
ですから足浴をすることで、ふくらはぎの温まった血液を心臓へ送り出すことができ、シャワー浴だけで済ませるよりも、全身を温める効果をアップさせることができるのです。
スポンサーリンク