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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
春がくると、わくわくした気持ちに包まれる方もいると思いますが、一方で関節の痛みなどの不安がある人もいるようです。
暖かくなると出てくる関節痛。
どうしてそのようなことになるのでしょうか。
今回はその原因と対策について、解説していきます。
関節痛の原因
春の声をきくと、暖かいイメージですが、寒暖差が激しく、それが体に自律神経の乱れなどがあり、それらも影響しています。
また春は、環境の変化がある時季、不安や悩みがストレスになり、痛みとして出やすいのです。
春に関節痛が起こるのは、次のことが関係している可能性があります。
気温湿度の変化
春は、気温は低く、湿度が高い時期になります。
湿度が上がると、痛みの原因となる「ヒスタミン」の濃度が上昇して関節痛が起こります。
花粉症
春は花粉症のシーズンですが、花粉症とともに関節痛を起こす人が多くいます。
花粉症にかかると、身体は、花粉という異物を排除しようとして、多くのエネルギーを使うことになります。
身体はかなり消耗し、免疫力を低下させてしまいます。
そのため、普段から弱っている関節などに痛みでてきます。
ストレス
花粉症や寒暖差以外にも、転勤、転職、引っ越しなど、環境の変化もある春は、ストレスがかかることが多くなります。
身体は、ストレスを受けると緊張し、自律神経のひとつである交感神経が優位となり、筋肉が硬くなります。
すると、筋肉が血管を圧迫し、血行が悪くなります。
血行が悪くなるとさらに筋肉が硬くなり、関節周囲の血流が不足するため、関節痛が起こります。
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