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執筆:永吉 峰子(管理栄養士)
最近話題の「干し野菜」。
野菜以外にも干物など干した食材は私たちの身近な食材です。
しかし、干すことで一体どんな変化が起こっているのかはあまり知られていません。
そこで今回は、食材を干すことでどういう変化が起こるのか、解説したいと思います。
干すことでどうかわる? ~野菜・きのこ編~
保存性アップ
水分が多い状態だと、カビや細菌が繁殖しやすく傷みの原因になってしまいます。
干すことで水分が蒸発し、カビなどの繁殖がしにくくなるので保存性がアップします。
おいしさアップ
干すことで水分が蒸発する分、野菜やきのこの糖分や旨み成分が濃縮されます。
その結果甘みなどを感じやすくなり、おいしく感じることがあります。
栄養価アップ
干し野菜やきのこは水分が抜けており、その分栄養素も濃縮されます。その為多くの干し野菜やきのこは生よりも多くのビタミンやミネラルを含んでいます。
また、きのこは日光にあたることでビタミンDの素がビタミンDに変化します。その為干したものの方がビタミンDの含有量が多くなります。
噛みごたえアップ
切り干し大根のように、干した野菜やきのこは嚙みごたえがある食感になります。
嚙みごたえがあると少しの量でも満腹感が得やすくなります。特にダイエットをしている方には嬉しい変化です。
干し野菜は加熱して食べるのがおすすめ!
サラダなど野菜を生で食べる場合は、みずみずしさやシャキッとした食感がおいしさの大きな要因となっています。
干し野菜は水分を蒸発させているので、生で食べるより炒めたたり焼いたりして加熱して食べることがおすすめです。
加熱するのであれば、キャベツやレタスなどの葉野菜やもやしなども干し野菜にすることができます。
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