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開封したペットボトルは安全じゃない!?
賞味期限は、「定められた方法により保存した場合」の期限です。開封するとその条件は満たされなくなるため、賞味期限による安全性は保証されません。
なぜなら、水や飲料に含まれるさまざまな原材料は、空気に触れると劣化が進むからです。
また、唾液が入ると、口の中の細菌がペットボトル内に侵入し、増殖してしまいます。
これは、直接口をつけた場合に限らず、ストローで飲んだ場合も同様です。
細菌の増殖は見た目ではわからない
多くの細菌にとって繁殖に適した温度帯は、10~45℃です。とくにヒトの体温程度の30~37℃が最も繁殖が盛んになります。
常温はこの温度帯に入りますし、夏場の日なたや車内の温度は30℃を超えるため、繁殖はさらに盛んになります。
ですから、できるだけ冷蔵庫や涼しく直射日光の当たらない場所で保管することが大切です。
ただし、たとえ冷蔵庫に入れていても劣化は進みます。
劣化が進むと、変色したり異臭がしたり沈殿物が出たりと、比較的わかりやすい変化が起こることもあります。
ただ、細菌の繁殖などは、身体に悪影響を及ぼすこともあるにもかかわらず、見た目やニオイといったわかりやすい変化がありません。
ですから、開封して劣化が進む可能性があるペットボトル飲料は、品質に気をつけなければならないのです。
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