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執筆:青井 梨花(助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
「最近、髪の分け目が目立つ」「髪にコシがなくなってきた」など、髪にまつわるお悩みを持つ女性の方も少なくないでしょう。
昨今、テレビCMでもよくみかけるようになったAGA(Androgenetic Alopecia;男性型脱毛症)。
しかし男性だけでなく、じつは女性にも起こることをご存知ですか?
今回は、そんな「女性型AGA(FAGA;Female Androgenetic Alopecia)」の原因と対策をお伝えします。
AGAのメカニズムとは
ヒトの毛髪は、以下のようなヘアサイクルを繰り返しながら、1本1本生え変わっています。
成長期
新たに毛をつくる器官「毛包」が、2~6年ほどかけて太く長く成長する
退行期
その後、約2週間で、毛の生成が弱まって萎縮する
休止期
約3~4ヶ月かけて、萎縮した毛は、次の新しい毛が生まれてくると押し出されるように自然に抜け落ち、そこにまた新しい毛が伸びてくる
しかし、毛が太くしっかりと成長する途中の、まだやわらかく細い状態で毛が抜け落ちてしまい、ヘアサイクルの乱れがくり返し起きると、次第に毛包が小さくなります。
すると、成長期の期間が短くなり、充分に成長しない細い毛の状態で、退行期や休止期を迎えることになり、いわゆる薄毛の状態となります。
これがAGAです。
また、AGAはとくに頭頂~前頭の毛髪が薄毛になるのが特徴です。
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