こんなにウレシイ「お酢」の効果! その秘密と取り入れ方を紹介

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こんなにウレシイ「お酢」の効果! その秘密と取り入れ方を紹介

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お酢に期待できる効果とは?

 

食欲増進効果

 
人間の体は酸っぱいものを見ると唾液の分泌が活発になる反射が起こります。
 
これはかつて自然の植物を食べていた時代に酸っぱいものが毒であったことから、毒に抵抗する為に消化液である唾液を分泌した名残と言われています。
 
唾液の分泌が活発になると、食べ物が入ってくると認識される為に胃液などの分泌も活発になり、消化・吸収がスムーズに行われます。
 
すると、消化器官に空きができるので食欲増進効果もあるとされています。
 
 

クエン酸の疲労回復効果

 
お酢にはクエン酸という成分が含まれています。このクエン酸は疲労物質を取り除く際に使われるエネルギーを作り出すのを助ける働きがあります。
 
そのため、クエン酸を含むお酢を摂取することで疲労回復効果が期待できます。
 
 

減塩効果

 
お酢などの酸味があるものがあると、少ない塩分でも塩味を感じやすくなると言われています。
 
またお酢には旨み成分も含まれており、旨みがあることでも少ない塩分でも塩味を感じやすくなります。
 
さらにお酢には食品の臭みやえぐみを取り除く働きもあるので、より塩味が引き立ちます。
 
 

生活習慣病予防効果

 
最近の研究で、お酢には内臓脂肪を減らす働きがあることがわかってきています。
 
内臓脂肪があると、ホルモンの異常が起こり、血圧や血中脂肪、血糖が上昇しやすくなり生活習慣病につながってしまいます。
 
そのため、内臓脂肪を減らすことで生活習慣病予防が期待できるのです。
 
また、お酢には内臓脂肪を減らすだけでなく血圧を低下させる効果もあるとされています。更に、血糖値をゆるやかに上昇させる働きもあります。
 
血糖値がゆるやかに上昇すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌が少なくてすみます。
 
インスリンには糖を脂肪にかえる働きも持っています。
 
その為、血糖値の常用をゆるやかにすることは、糖尿病だけでなく肥満も予防することが期待できます。
 
 

お酢の簡単取り入れ方3選!

 

その1:ドリンクで手軽に摂取!

 
お酢を使ったビネガードリンクは簡単に作ることができます。
 
密閉できる容器に酢、酢に対して7割程度の砂糖、カットした好みの果物を入れ、冷蔵庫で3日程度漬け込むだけです。瓶は清潔なものを使用しましょう。
 
甘さが足りない時はちみつやメイプルシロップを入れると、ビタミンやミネラルも摂取することができます。
 
漬け込んだ果物を細かく刻んで混ぜ、炭酸水や水で割っていただきます。
 
また牛乳で割ると酢の効果で牛乳が少し固まり、飲むヨーグルトのような味わいになります。
 
ドリンクにするには、フルーティーな味わいのリンゴ酢やブドウ酢などの果実酢や、コクがある黒酢がおすすめです。
 
 

その2:煮物にも使える!

 
いつもの煮物にお酢を少し加えると、コクや旨みが加わってよりおいしくいただけます。火を入れることで酸味はとび、旨みやコクが残るためです。
 
いつもより砂糖や醤油を少なめにして、その分お酢を足せばOKです。

 
特に肉などを使った煮物はさっぱりと仕上げることができます。減塩や砂糖量が少ないことによるカロリーダウンも期待できます。
 
煮物に使うには、まろやかな味わいの米酢やコクのでる黒酢がおすすめです。

 
 

その3:油っぽい料理にひとかけ!

 
炒め物や揚げ物などにお酢をひとかけすると、油っぽさが解消されさっぱりといただくことができます。
 
ラーメンや焼きそばなどにもおすすめです。
 
ひとかけするには、さっぱりとした味わいの穀物酢がおすすめです。
 
 

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