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不定愁訴の特徴
不定愁訴の症状も、さまざまな現われかたをします。
たとえば、「疲れやすい」などの全身症状だったり、「頭痛と腹痛」というようにいくつかの部位で同時に症状が出たり、「頭痛が治ったら次はめまい」「めまいが治ったら次は腹痛」というように次々と症状が出てきたりなどです。
また、日常生活や精神的ストレスなど、幾つかの要因が絡み合って症状が発症します。
婦人科、耳鼻科、整形外科、内科など受診してみても、明らかな異常が見つからず、「気のせいです」「ストレスです」などと言われることも多いようです。
不定愁訴の診断と治療について
検査では異常が出ず、さまざまな病態が関連して起こるものですので、診断が難しいところです。
更年期障害、低血圧症などの病名が付けられたり、自律神経失調症という診断名がつけられたりすることもあります。
内科的な異常がなくても、遺伝体質、性格、ストレス、生活習慣の偏りなどから自律神経の機能が低下して、不定愁訴が起こることもよくあるからです。
治療については、症状を軽くする対症療法が行われます。
具体的治療としては、更年期障害の場合は、ホルモン補充療法を行ったり、漢方薬、抗うつ薬・抗不安薬などを使用して症状を軽減させます。
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