(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
更年期と不定愁訴
不定愁訴で内科を受診すると「自律神経失調症」という病名が付けられ、婦人科を受診すると更年期障害と診断されることが多いでしょう。
不定愁訴で一番多いのは45歳~55歳くらいで、とくに、日常生活に支障が出るほどの症状が出ている場合、更年期障害の可能性があるといえるでしょう。
更年期の女性の60~70%は何らかの症状を経験しているといわれています。
原因は、ホルモンバランスが崩れている状態から生じるものですが、それに社会的要因や心理的な要因が重なって、症状を悪化させます。
相談で多いのは「昨日はあそこの具合が悪かった、今日はここが変だ」と、まるで毎日自分の身体で具合の悪いところを探しているかのように訴えてきます。
あげくの果てに、「寝ているしかない」状態となってしまった人もいます。
不定愁訴への対応
不定愁訴になったとき、少し自分の身体から気持ちが離れるようにすることが大切です。
たとえば、趣味のことに没頭する時間を持つ、友達と会っておしゃべりをする、観葉植物を育ててみるなど、外に目を向けるのがいいでしょう。
また、最近は若い女性でも不定愁訴に悩む人が増えています。
おそらく、食生活の偏りや運動不足による冷えなどから、ホルモンバランスが崩れ、月経不順や自律神経の乱れがあって症状が出ることが多いものです。
ですから、日常生活の見直しを心がけましょう。
3回の食事はバランスよく摂るようにし、食べすぎや欠食は避けましょう。また、運動をすると睡眠もきちんととれるようになります。
有酸素運動が有効ですから、ウォーキングや水泳などがいいでしょう。
気分転換にもなります。
スポンサーリンク