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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
考え方、感じ方や行動パターンが偏っているため、学校や職場、家庭などでかなりの支障をきたしている状態のパーソナリティ障害。
はたして、病気なのか偏った性格の傾向なのか。実は精神科医でもその判定は難しいそうです。
今回はそんなパーソナリティ障害について、ご説明していきましょう。
パーソナリティ障害とは
パーソナリティ障害はかつて、「精神病質」「人格障害」と呼ばれていました。
「精神病質」は「性格の偏りのために自分で苦しんだり、周囲を苦しめている」という概念で、犯罪などを起こす異常者のイメージを持たれた用語でもありました。
また、「人格障害」も、人格という日本語に道徳性と結びついた「人格者」といったイメージがあります。ですから、誤解を招かないようにと、現在では「パーソナリティ障害」と呼ばれています。
パーソナリティ障害は、考え方、受け止め方や振るまいが、いちじるしく普通から逸脱した性格です。
つねに同じパタンでトラブルを繰り返すので、本人や周囲が苦痛を感じている場合もあります。
そこで、パーソナリティ障害と診断され、治療を施されることもあります。
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