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尿の色が濃い=腎臓が疲れているサインかも
尿を見るとき、注意していただきたいのは、泡立ちの他に、色も挙げられます。
尿の色は、様々な成分のバランスによって成り立っているのですが、いつもの尿よりも濃いということは、それだけ「濃い尿」が作られている可能性があります。
尿は元々、血液の中の不純物を体の外に出すものです。
尿が濃いということは、それだけ体の中に不純物が多くたまっているということを意味しているのです。
特に夏場の場合は、体内の水分が足りないために、少ない量にたくさんの不純物を詰め込まなくてはならなくなり、尿が濃くなるということもあります。
尿が濃いと感じた場合には、まずは水分を補給して、尿の濃度が変化しているかどうか、確認してみましょう。
他にも、いつもより色が赤・茶色・緑・青色っぽいと感じた場合には、腎臓をはじめとして、なんらかの病気の前兆である可能性があることから、医療機関を受診することをお勧めします。
「健康ツール」としての尿
尿は、自分自身で毎日チェックすることができる「健康ツール」の一つです。
日々の健康をチェックするためにも、毎日尿の色や泡の状態を観察し、自分の健康状態をチェックしてみましょう。
そうすることでが、体に起きている異常の早期発見も可能となるはずです。
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
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