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「硬水」「軟水」栄養面の違いは?
ミネラルウォーターの分類はカルシウムとマグネシウムの割合による為、硬水と軟水では主にカルシウムとマグネシウムの含有量に違いがあります。
硬水に多い「カルシウム」
カルシウムは骨や歯を作る大切な栄養素。
特に女性はホルモンの関係で骨粗鬆症になりやすい為、不足しないように摂取することが大切です。硬水にはこのカルシウムが含まれています。
商品により差はありますが、中にはペットボトル1本で牛乳瓶1本分のカルシウムが摂取できるものもあります。
硬水に多い「マグネシウム」
マグネシウムも骨や歯を作るのに大切な栄養素の1つです。また神経の興奮を抑える作用もあります。
硬水にはカルシウムの他、マグネシウムも含まれています。カルシウム同様、製品によって含まれる量には違いがあります。
「硬水」「軟水」栄養素以外に違いはある?
味わいに違いがある
硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムには独特のクセがあります。
ミネラルウォーターには味がついていない為これらのクセを感じやすく、飲みにくいと感じる方もいます。
また日本の水道水はほとんどが軟水であることも硬水にクセを感じる要因になっているようです。
一方の軟水はミネラル分が少ないのでクセがなく、軽い飲みごこちが特徴です。
料理の用途にも違いが
ミネラル分が多い硬水はクセがあり、またアクを引き出しやすい性質を持っています。
その為、「出汁をとる」「旨みを引き出す」「煮る」などの工程がある和食にはあまり向かないと言われています。
逆に軟水は、旨み成分を引き出しやすい為、和食にむいていると言われています。
またコーヒーやお茶を入れる際は、硬水で入れた方が苦みや渋みを抑えられると言われています。
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