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くしゃみを我慢するとどうなる?
くしゃみを我慢すると、身体には次のような影響があります。
体内に異物がとどまる
くしゃみには、カラダの中へ入ろうとしている異物を外へ排出する役目があるので、我慢すると、異物が体内にとどまることになります。
ウイルスや花粉などがとどまると、風邪の症状やアレルギーの症状が悪化する可能性がありますし、病原菌が中耳や気管などに入りこむと、感染症を引き起こす可能性があります。
呼吸器に圧力がかかる
くしゃみを我慢すると、呼吸器に圧力がかかります。血管破裂を引き起こしやすい病気(血管腫や白血病など)を抱えている場合は、鼻、耳、目などに強いダメージを受けることになります。
とくに、鼻腔や鼓膜の炎症を引き起こし、頭痛、耳感染症、聴覚障害の原因になります。
また、めまいがしたり、耳がふさがっている感じがすることもあります。
骨折やぎっくり腰などの原因になる
先に述べたように、くしゃみは大きな力をもっています。くしゃみを我慢すると、その大きな力が身体の中へ向かってしまうことになります。
その結果、ひどい場合には、肋骨を骨折したり、鼓膜を損傷したり、ぎっくり腰になることがあります。
以上を踏まえると、くしゃみは我慢せずに出したほうが良いといえます。
無理に我慢するのではなく、今回紹介したような大きな音が出ない方法を試してみてください。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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