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電気カーペットを使用するときの注意点
国民生活センターでは、これまでの被害報告やテスト検査の結果を受け、使用上の注意点をまとめていますので、改めて確認しておきましょう。
身体の同一部位を長時間触れさせない
前述のとおり、低温やけどは、身体の同一部位を体温よりやや高い温度のものに長時間接触することで起こります。
ですから、こまめに体勢を変えるなどしましょう。
とくに、糖尿病を患っていて神経障害が出ている方は、温度に対して鈍感になっており、低温やけどになりやすい状態です。
じゅうぶんに注意してください。
就寝時には使用しない
就寝時の使用は、低温やけどや熱中症のリスクを高めます。
そもそも就寝時使用は、各銘柄ともに禁止しています。
取扱説明書を読み、決められた使用方法以外では使わないようにしましょう。
周囲の人も注意する
とくに小さなお子さんや高齢者のいるご家庭では、長時間同じ姿勢で使用させない、就寝時は電源を切るなど、周囲の人も注意を払うようにしましょう。
身近で手軽な暖房器具、正しく上手に使いながら、寒い季節を乗り切りましょう。
【参考】
・涌井良幸、涌井貞美『家電が一番わかる(しくみ図解)』(2013年 技術評論社)
・国民生活センター「暖房器具の安全な使い方」(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20041105_1.pdf)
・国民生活センター「電気座布団の安全性」(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20081217_2.pdf)
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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