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「脂漏性皮膚炎」とは
「脂漏性皮膚炎」は、皮脂がたくさん分泌される部位に起こりやすい皮膚炎です。
生後2~3か月頃に発症する「乳児脂漏性湿疹」もありますが、ここでは大人の症状についてご説明します。
おでこや鼻などの顔の中心部や頭にできやすく、他には耳や胸の谷間にもできます。
特徴的な症状は、皮脂が固まってできたフケのようなものが皮膚にこびりつくことです。
フケ様のものは油性で白~黄色ですが、皮膚自体は赤みをともないます。
脂漏性皮膚炎とマラセチア菌
脂漏性皮膚炎を発症している皮膚には、「マラセチア」という真菌が多いということがわかっています。
この真菌が症状を悪化させる要因の一つと考えられています。
マラセチア菌は健康な皮膚にも存在していて、脂質を栄養源として生きています。
治療にはこの真菌に対する抗真菌薬が効果的です。
また、抗真菌の成分を含んだ洗浄剤もあります。
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