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年度の変わり目:生活の変化も一因
天候だけでなく、社会生活においても「変動」が多くなりがちな時期です。
4月から新年度という組織・団体は多く、入学・入社・転勤・異動・昇進・転居・転校…など、社会生活が大きく変わる時期でもあります。
これまでなじんだ職場や住環境を去る、初めての仕事や環境に臨む、など大きな変化に適応するには、ある程度の時間と頑張りが必要です。
これが知らず知らずのうちに、心身へのストレスとして蓄積されていきます。
しかし、本人に頑張っている意識が強く、ストレスの慢性化に気づかないケースも多いのです。
こうした生活の変化も、天候同様に自律神経を激しく働かせる要因になってきます。
春の抑うつ
新年度はうつ病や統合失調症など精神疾患の新入院患者数が多くなる時期です。
また、患者である人たちも、この時期に調子が悪くなることが多いようです。
睡眠障害や不安障害が増えるという指摘もあります。
気圧の低下や日常生活の変化により、自律神経のバランスを崩してうつ病などの引き金になるのでしょう。
精神疾患に限らず、その一歩手前の「自律神経失調症」「適応障害」なども然り、やがては「5月病」「6月病」につながっていきます。
ちなみに、うつの主症状は、気分のレベルでいうと意欲の低下と興味の喪失です。
さらに、食欲不振や不眠、性欲減退、疲れやすいといった生理反応の低下も起こります。
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