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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
メニューのバリエーションが豊富で、長期保存が可能な食材としても重宝されるジャガイモ。
しかし、気がついたら芽が出てた…なんて経験はありませんか?
ジャガイモの芽には「ソラニン」という天然毒素が含まれていて、食べると食中毒を起こすことがあります。
ジャガイモの他にも、私たちの身近には同じように食べてはいけない食材があるのです。
今回は「身近にある食品の天然毒素」について、ご一緒に見ていきましょう。
毒の種類と基準
人間の健康や命に有害であるものを「毒」といいます。
毒にはさまざまな分類法がありますが、その由来から見ると、自然界にもともと存在する「天然毒」と、人の手によって作られた「人工毒」に分けられます。
今回取り上げる天然毒は、さらに植物毒・動物毒・鉱物毒・微生物毒に分けられます。
「毒は薬」ともいわれますが、これは使用法によっては「毒にも薬にもなる」という意味です。
また、少量で致死量に達するものから、かなりの量を取り込んでもさほど毒性が現れないものまであります。
毒の強さを表す基準には、「50%致死量」とも呼ばれる「LD50」という指標が用いられています。
特定の生物集団に投与したときに、その半数が死ぬ可能性がある量をいいます。
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