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食品の調理法とAGEの関係
揚げる・焼く・炒めるなどの調理をした動物性たんぱく質食品には、多くのAGEが含まれます。
唐揚げ、焼き鳥、とんかつ、ステーキなどです。
また、フライドポテトやポテトチップス、タバコにもAGEが非常に多く含まれているといいます。
AGEは、加熱温度が高いほど発生する量が増えるそうですので、200℃以上のオーブンで焼くような調理法はとくに大量に発生します。
一方、煮る・蒸す・茹でるといった調理法では、同じように加熱するものの水分を用いるためAGE発生量は少なくなるといわれています。
加熱をしない生野菜や刺身などはAGEの少ない食品です。
さらに、AGEと飲み物の関係性を見てみると、ジュースや炭酸飲料、お菓子などの甘味づけに使用される「人工甘味料」はブドウ糖の10倍の速さでAGEをつくるといいます。
食品や調理法別AGE含有量について、より詳しく知りたい方は、次のサイトをご参考ください。
※AGE測定推進協会『AGE(週末糖化産物)の多い食品・少ない食品』(http://www.age-sokutei.jp/food/)
AGEを溜めないためには:生活習慣の改善
体内での産生と食品からの摂取によるAGEの蓄積を防ぐには、生活習慣上のポイントとして次のようなことが挙げられます。
AGE値の多い食品や飲料類の過剰摂取を避ける
糖質の吸収を抑制する「食べ順ダイエット(野菜→肉や魚→主食の順で食べる)」を取り入れる
よく噛んで食べ、血糖値の急上昇や食べすぎによる糖質の摂り過ぎを予防する
食後を含む運動習慣をつくり、糖化を初期の段階に留め進行を防ぐ
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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