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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
「 回避性パーソナリティ障害 」
親しい対人関係を求めながら、傷つくことを恐れ、自分の殻に閉じこもり、他者との関係を避けるのが特徴です。
「どうせダメだ」「無理!」と思い込み、積極的な人間関係や活動を避けます。幼い頃から褒められず、いじめられ、苦労ばかりだったケースが多く、社会的引きこもり状態になりがちです。
ここでは、回避性パーソナリティ障害の特徴と、このタイプの人への接し方を見ていきます。
回避性パーソナリティ障害の特徴
このタイプの人は、失敗や傷つくことを極度に恐れています。自信がなく「どうせ自分はダメだ」と、何もする前から思い込んでいます。
失敗も含めてさまざまな経験をする楽しみより、嫌な思いをする苦しみを心配し、何もしない方がまし、という気持ちが染みついているのです。
本心では人との触れ合いを求めていても、自信がなく、拒絶や否定によって傷つくことを恐れ、深い対人関係を避けています。他人の好意も、そんな自分へのとらわれから拒否してしまい、相手を傷つけることがあります。
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