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アルコール依存症 は、お酒を飲む人なら男女を問わず誰でもかかりうる病気です。急性中毒症を含まず、持続的にアルコールを摂取することによって起こる、慢性的な中毒症状を言います。
そのメカニズムは明確に解っていませんが、飲酒によって脳でドーパミンの量が増えることが知られています。また、アルコールを長期的に摂取したあとに禁酒すると、副腎皮質刺激ホルモン(ストレスを感じたときに放出される物質)の量が増えることも報告されています。
つまり、幸福感を感じるために飲酒し、耐性ができるとその量が増え、飲酒をやめるとストレスを感じ、やめられなくなって進行していきます。
その結果、精神的・身体的・社会生活に深刻な障害を生じるような状態がアルコール依存症です。
女性が倍増、患者数109万人!
2013年に厚生労働省が行なった調査によると、 アルコール依存症 の患者数は、推計で109万人(男性95万人・女性14万人)にのぼり、この数は過去最高です。
2003年に行なわれた同じ調査では患者数が80万人(男性72万人・女性8万人)でした。
10年間で29万人も増加し、中でも女性の割合は倍以上となっています。
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