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炎症性腸疾患の症状 とはどのようなものなのでしょうか。
「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「オレンジデイズ」といった人気テレビドラマを手掛けたことで知られる脚本家・北川悦吏子さんが、「炎症性腸疾患」で闘病していたことを打ち明け、話題となっています。10万人に1人がかかると言われるこの病気がどんなものなのか、見ていきましょう。
炎症性腸疾患の症状
「炎症性腸疾患」(Inflammatory Bowel Disease=IBD)とは、病気そのものを指す名称ではなく、腸などの消化管に起こる原因不明の炎症性疾患の総称です。具体的な病気としては、「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の2つがこれに該当します。いずれも、長期にわたって下痢や血便が続き、状態がよくなったり悪くなったりしながら症状が続く難病です。厚生労働省によって特定疾患に指定されています。適切な治療を施せば普通の生活を送ることは可能ですが、現状では完全に治ることはありません。命を落とすことはない半面、病気によって生活が大きな犠牲となるのが特徴と言えます。北川さんがいずれの病気なのかは明言されていませんが、手術によって大腸を全摘出したという話から、潰瘍性大腸炎と見られます。
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