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子どもが外から遊んで帰ってくると、すり傷や切り傷を作ってくることもしばしばですから、 傷跡を目立たなくするアイテム があったら嬉しいですよね。とくに女の子は傷跡が残ってしまわないか、気が気でないですね。年齢とともに傷跡が消えにくく、いつまでも残ることもあります。
そこで、誰でも簡単に傷跡を目立たなくする便利な方法をご紹介しましょう。
傷跡を目立たなくするアイテム :傷跡は自然治癒プロセスの証
小さな傷は、「このくらいなら大丈夫」と放置しがち。いつの間にか治っているのは、皮膚に自然治癒力があるからです。傷が治っていく過程には、「炎症期」「増殖期」「成熟期」があり、正常な状態に戻ろうと、細胞が活動しています。
炎症期
皮膚は上から表皮、真皮、皮下脂肪と層になっています。真皮にある血管が傷つくと、血管が破けて出血します。血液中に含まれる血小板、白血球、体液が、バイキンや汚染物質を除去していきます。
増殖期
体液が空気に触れると、かさぶた、または、赤くみみず腫れになります。かさぶたの下では毛細血管が破れた血管をつなぎます。体液には細胞を再生するタンパク質、アミノ酸、ホルモン、糖類、脂肪酸などが含まれています。体液の中で、まずは皮膚の上層の表皮から再生がはじまります。まだ赤みは消えません。
成熟期
再生された表皮の下には、体液が残っており、真皮層の組織の再生が続いています。徐々に安定していくと、不要になった組織が吸収され、赤く腫れていた傷が収縮し、小さくなります。
子どもはかさぶたができると、剥がしてしまいがちですが、かさぶたは傷を治す初期段階の状態です。かさぶたを剥がすと炎症期を繰り返している状態になります。
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