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急性心不全の基礎知識 を確認しておきましょう。元大関貴ノ浪の音羽山親方が、急性心不全で亡くなられました。豪快な取り口で人気者だった元大関、43歳という若さでの早すぎる死は、多くのファンに衝撃を与えています。
報道によれば、9年前には心臓手術を受け、昨年１月には胃がんである事が判明する等、病魔につきまとわれた晩年でした。ここでは、元大関を襲った急性心不全とは、どんな状態なのか、どのような予防をすればよいか等について、解説をします。

 

心不全とは、病名ではなく、状態

「心不全」は病名ではなく、心臓の働きが不十分な結果、起きた体の状態をいいます。
その状態には、「慢性」と「急性」があります。
症状の程度を問わず、状態がほぼ一定している場合を「慢性心不全」といいます。
何かの誘因で慢性心不全が急速に悪化した場合や、心臓病を持ってない人でも、急に心臓の働きが低下して心不全状態が出た場合を「急性心不全」といいます。

 

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